ブログ

ブログ

2020/07/08

骨盤が歪んでいる?歪んでいない?

夏至も過ぎて7月になりました

熊本などでは豪雨被害も出ています

お亡くなりになられた方のご冥福と、被災された方にいつもの日常が早く戻りますようお祈りいたします

また、これからが夏本番

マスクが日常となった今、熱中症には十分気をつけたいところです


さて、よく女性の方から
「私の骨盤、歪んでますか?」と質問されることがあります

過去ブログ 骨盤は左右非対称にできているでも書きましたが

産前だとか産後だとか、男女にかかわらず「誰でも歪んでいるもの」というのが私の見解です


その理由として過去ブログの参考文献の中にもありますが

「CGのようにまっすぐで、きれいな左右対称の骨格なんてあり得ない」からです

骨盤だけではなく、背骨や脚、腕の骨は左右対称にできていないのが普通で

骨の長さや形が少し違ったり、筋肉のつくところも違ったり

右手にはあるけど左手には同じ筋肉がないこともあったり

靴(足)のサイズが左右で違うことはよくある話です

人間の身体の左右非対称なところをあげればキリがありません

だから左右非対称が普通として、身体のメンテナンスを行うべきと考えています


例えば・・・

家の柱の長さが違うと、屋根はどうなるでしょう?

屋根は傾いて(歪んで)しまいます

それを人間の身体に置き換えると

脚の長さが違えば、その上に乗っかっている骨盤はおのずと歪む

→ 骨盤が歪めばその上に乗っかっている背骨も歪む

→ 背骨が歪めばその上に乗っかっている頭の位置も変わる

となります

(脚の長さが違うことについても書きたいことはありますが、またの機会に)


だから歪んでいるかどうかよりも、問題なのは

それに伴って姿勢や身体の重心の位置などが変わって

筋肉の過緊張or弛緩が起こって関節の動きが悪くなり、怪我や痛み、しびれなどの原因になる事です

臨床上、腰痛やお尻の痛みを訴える方はほとんどがこれに当たると考えています


これらはアスリートであれば、パフォーマンスの低下に繋がります

トップアスリートほど自分の身体を認知する感覚は優れていて

何か少しおかしい時には自分なりに調整したり、トレーナーに相談しています


骨盤や骨格は矯正するものではなく、「調整」するものです。

普段からストレッチなどでセルフケアを! 

それでも調子が場合には、信頼できる先生に相談しましょう