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2023/05/13
腰痛の症例【60代男性・社交ダンス】
ゴールデンウィークも明けて、コロナも2類から5類に変更されました。
少しずつ、コロナ前の日常に戻っていきつつあります!
早く元通りになってほしいものです、、、
さて、腰痛について、2019年の国民生活基礎調査によると、男性では1位、女性では肩こりについで2位となっており、多くの方が悩まされているものです。
引用:国民生活基礎調査2019
腰痛はもはや国民病と言っても過言ではなく、仕事にも支障をきたせば生活にも関わる大きな問題になります。
「腰痛」といってもその原因は人それぞれ、様態もさまざまで対処も変わります。
当院にも腰痛で悩む方が来院されますが、その多くが認識や対処を間違っているために改善しない、というものをたくさん見てきました。
今の時代、なんでもスマホで情報が得られるようになりましたが、それがハマらない場合には改善しないということになります。
そういった人を少しでも減らすために、これからはさまざまな症例をシェアしていきたいと思います。
<症例>
社交ダンス仲間のご紹介で来院の60代男性。
腰を痛めてから、ダンスだけではなく日常生活にも支障をきたすようになってきたとのこと。
整形外科でレントゲン検査でも異常はない。
問診、視診、徒手検査では
・左の腰・臀部、左脚のふとももの前面・後面が痛い。痛みの強さは10段階中で7(Numerical Rating Scaleで7)
・歩き方は左脚を引きずるような感じでひょこひょこ歩き
・立ち姿は下半身は右にねじれ、両肩の高さは右肩>左肩
・右の股関節の可動域制限
という状態。
今の状態の説明のあと、筋緊張部の緩和、身体の捻れ改善の施術、骨盤の動きの調整を行ったあと、自宅でのセルフケアを2つ指導させて頂きました。
それからは週に1度の通院での管理、施術を行いました。
そして3ヶ月・・・
痛みは全く無くなり、身体の捻れも改善して肩の位置も正常に。
ダンスでも出来なかったステップができるように。
また、これは問診時には確認できていなかった事ですが、あわせて10分に1回行くほどの頻尿も改善したとのこと。
あくまで推測ですが、横隔膜~骨盤底筋へのアプローチによって、迷走神経、自律神経系が正常化して頻尿が改善したのかもしれませんが、
これはもう少し掘り下げてみないとなんとも言えないところ。
思わぬ副次的な改善がみられた症例でしたが、この方は小殿筋が一番大きな要因となっていました。
正しい理解、正しい対処で腰痛の改善を。
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