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2015/6/9

坐骨神経痛

気がつけば、しばらくぶりでもう6月です

梅雨入りしてじめじめしてきますね

この季節は気温や気圧の変化、交感神経と副交感神経の優位性の変化などで

身体の不調を訴える方が多いです

普段からセルフケアはしっかりしておきましょう


さて、「坐骨神経痛が・・・」とおっしゃられて来院された男性の患者さん

以前、整形外科にも通院しレントゲン等の各種検査をしても

所見として異常はなく

「この背骨の部分が少し狭いのでこれで坐骨神経痛が出ているのでしょう

そこまで深刻な状態ではないですよ」と言われたそうで
 

だましだまし仕事をしてきたけども、痛いのを我慢が出来ずに来院したとの事


こういった方で多いのが

梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)です

梨状筋症候群とは、おしりにある梨状筋が過緊張を起こし

腰からくる坐骨神経がそこを通る時に締め上げられて神経痛が出るものです

  
  (写真は背中側からみた身体、黄色いものは神経繊維)
 
何度も何度も踏ん張って重い荷物を持ち上げたりするようで

この方もおしりがギンギン過緊張を起こしていました

そこでおしりと脚の筋肉を中心にリリースすると、痛みはかなり和らいだようで

自分でできるセルフストレッチをしていただくよう、指導させていただきました


坐骨神経痛はあくまで症状です

その原因となるものは骨盤の可動性低下や筋肉の過緊張など、多岐にわたります