先週の土曜日は、私の所属する大阪府柔道整復師会で活躍してくれていた
事務員さんの送別会でした
彼はものすごく貢献してくれていたので、いなくなることで正直これから大変だと思いますが
彼の新しい挑戦を応援したいです
また逢う日まで!・・・です
さて、その席には私と同業の先生方が10名程参加されていたのですが
おのずと仕事の話で盛り上がります
業界の事
臨床の事
その中で大先輩の先生がおっしゃられていたのが、
「最近の柔道整復師は骨折も脱臼も診ない。この状況はダメだ」ということでした
古くは「ほねつぎ」と呼ばれ、整形外科が出来るはるか昔から
人々の骨折や脱臼を診てきていた日本の伝統医療のはずが
最近は診る人が少なくなってきている、、、と
法律で我々柔道整復師は、骨折・脱臼を診ることができることになっているにも関わらず
それを自ら放棄するのはおかしいんじゃないか?、、、と
そこには個人のスキルの問題や、リスクマネジメント、社会の構造や
生活様式の変化もあるでしょうが、残念でならないと思います
骨折や脱臼を診ることができるという事は、スポーツ大会等の応急救護の現場でも役立つことが出来ます
医師以外で骨折・脱臼を診ることができるのは柔道整復師のみです
スポーツチームのトレーナーとしてご活躍されている方も大勢おられます
東日本大震災のような災害の非常時にも、その能力は役立てることができます
その他の腰痛・首痛などをちゃんと診て、治せることはもちろんですが
こういった骨折や脱臼もちゃんと診れてこその「ほねつぎ」たる柔道整復師ではないでしょうか?
柔道整復師は店先に立ち、呼び込みをするような街のマッサージ屋さんではありません
ブログ
2015/3/30
「ほねつぎ」を考える
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