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2015/12/15

ぎっくり腰の患者さんが何人も

先週から今週にかけてぎっくり腰の患者さんが

数名続けて来院されていました(>_<)

ドイツ語では「Hexenschuss(魔女の一撃)」とも言われています

ぎっくり腰

幸い私はまだなった事はないんですが

このぎっくり腰、季節の変わり目に多くみられます

その理由の一つとして

交感神経・副交感神経の優位性の変化があります

人間の体は一定の体温を保つことで、健康のための様々な機能の恒常性を保っています

ご存知の通り、低体温では凍死してしまいますし

逆に暑くなり、体温が上がりすぎると熱中症などで死んでしまいます

そのため人間は体内をいつも最適な状態に保っていますが

そのコントロールしているのが、交感神経・副交感神経です

季節は移り変わるにつれ、気温は変化していきます

人間はその気温の変化に合わせて、体内を最適な状態に保つために

体の活性度を変えています

ようするに

寒くなれば体の内部燃焼を増やすことで

暑くなれば体の内部燃焼を減らすことで

体内を一定の状態に保とうとするわけです

その調節が移り変わるのが、寒暖差の大きな季節

そう、春と秋になります

動物で言う、毛の生え変わる時期ってとこでしょうか

この時期は季節に順応していく過程で

目には見えない負担が体にかかっているのでしょう

重い荷物を持ったり、普段から腰にストレスを溜めている人は

ギクッとならないように注意して過ごすようにしてください

ちなみに腰痛については以前にも

「ぎっくり腰は『安静にする』というのは昔の話で

今は「動ける範囲で動く」というのが世界的な腰痛の基準であり

心理的要因や脳の影響があったりします」

・・・と、ブログに書きましたが

http://www.sakamoto-jt-clinic.com/blog/2015/11/post-8-160302.html

補足説明でもう一つ記事をご紹介を

「腰痛の最新の常識! 8割以上が経験する“過度な休息”は逆効果」

http://healthpress.jp/2015/12/8-3.html

前のブログに書いたことを、もう少し詳しく書かれています

この記事のポイントは4つ

・腰痛は特別なことではない

・画像所見はあまりあてにならない

・手術が必要なケースは多くない

・過度な休息は逆効果

まだまだ昔の常識にとらわれている方が多いので

ぜひご一読ください