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2016/12/10

まとめサイト、リテラシーについて

12月も3分の1が過ぎました

早くてビックリします・・・


さておき、最近何かと問題になっている某社の医療情報まとめサイト

これはなにも今に始まった事でもなく、前からある問題が

ようやく今になって騒がれるようになってきたんだと

個人的には感じています

まとめサイトの記事の信用性はもちろんですが

いわゆる、ネットリテラシーというものにフォーカスされているという事でしょうか


リテラシーとは

リテラシー(英: literacy)とは、原義では「読解記述力」を指し、転じて現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われるようになり(後述)、日本語の「識字率」と同じ意味で用いられている。
(Wikipediaより引用)


今の時代、ネットであらゆる情報を調べる事ができますが

その情報が本物か偽物か、確かなものかどうかを

見極めることは個人にゆだねられている

といったところでしょうか


同じようなところでは

少し前には「ステマ」という言葉が話題になった事もありました

「ステマ(ステルスマーケティング)」とは、ブログやSNSなどでわざわざある商品を話題にして

それを売る事を目的に宣伝することです

芸能人が使ってもいないものを

ブログで宣伝してお金を得ていた事でも問題になりました


加えて

「雑誌〇〇に掲載されました!」と書いてあるのを

見た事はありませんか?

それは取材を受けたのではなくて

広告の費用をわざわざ「支払って載せてもらっている」だけで

特別にそこがスゴいというわけではないのでご注意ください(゜o゜)

たま〜に

あなたの院をゴッドハンド特集に載せませんか?

みたいなのが電話とかでお誘いがあったりしますが

丁重にお断りさせていただいております♪(笑)


しかしこうなるともう、訳がわからないですね・・・

お金のためならなんでもやっていいという風潮でしょうか

なんだか悲しいですね、、、


個人的には

某飲食系の評価サイトも参考程度にしています

点数高いけど、たいした事ないやん・・・って

感じた事ないですか?

なので本当においしいかどうかは実際に食べてみて

自分で判断するようにしています

ブランドが大好きな日本人は

話題のところで食べたから「おいしい」って勘違いしている

人はかなり多いと思っています(笑)


なんだかんだといろいろ書きましたが

なんの情報に接するにあたっても

やっぱり自己判断力(リテラシー)が求められる

という事ですね

最後に

以前Yahooニュースにもなっていて

これを読んで個人的に気をつけようと考えさせられた

昨年の東京大学教養学部の卒業式の石井学部長の式辞が

すごく今の状況を端的に示され、とてもいいお言葉なので

引用させていただきたいと思います

「善意のコピペや無自覚なリツイートは時として、悪意の虚偽よりも人を迷わせます。そしてあやふやな情報がいったん真実の衣を着せられて世間に流布してしまうと、もはや誰も直接資料にあたって真偽のほどを確かめようとはしなくなります。
情報が何重にも媒介されていくにつれて、最初の事実からは加速度的に遠ざかっていき、誰もがそれを鵜呑みにしてしまう。そしてその結果、本来作動しなければならないはずの批判精神が、知らず知らずのうちに機能不全に陥ってしまう。ネットの普及につれて、こうした事態が昨今ますます顕著になっているというのが、私の偽らざる実感です。
しかし、こうした悪弊は断ち切らなければなりません。あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること、この健全な批判精神こそが、文系・理系を問わず、「教養学部」という同じ一つの名前の学部を卒業する皆さんに共通して求められる「教養」というものの本質なのだと、私は思います。」

引用元、全文はこちらから
平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞

これを読むと安易にシェアやリツイートするのも

いかがなもんかと考えさせられます

しかし・・・

こんないいお話が聞けるなら東大に入れば良かった・・・(笑)