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2018/12/4

怪我の予防のためには運動の負荷調節

12月なのに変に暖かいですね

今日は昼から嵐になるという話でしたが、まだ晴れていますね

さて、先日から中学生で水泳をしている男の子

ジュニアオリンピックにも出場した経験のある彼が

膝を痛めて来院していました

症状としては膝の外側に痛みを訴えていたんですが、いわゆる腸脛靱帯炎の症状でした

腸脛靱帯炎はランニングなど、膝の屈伸運動を繰り返すことで

腸脛靱帯が大腿骨外顆とこすれて炎症を起こし、痛みが現れると言われています

しかし近年はその摩擦は起きにくいことが指摘され

腸脛靱帯が大腿骨外側上顆との間にある血管や神経を含む脂肪組織を圧迫することで

炎症が生じると言われています

この症状が特に多いのは

マラソンなどの長距離ランナーやバスケットボール

水泳、自転車、バレエなどをしている人にみられます

で、水泳をしている彼は平泳ぎの練習を今は主にしているということだったので

平泳ぎの動作に問題があると考えていました

でもよくよく聞いてみると、スイミングスクールの筋トレ指導で

スクワットをやっていること、そのスクワットのやり方がまずいことが判明

まず、スクワット動作が悪いことで

膝の外側への負荷が大きくなっていること(過負荷)

スクワットの回数が多いことで

身体にあった負荷量の調節ができていない(オーバーワーク)

という状態

そこで徒手施術、微弱電流での治療に加えて

幸いテスト期間でもあったので、練習を休む

スクワットの見直しという負荷の調整をすることができ

早期復帰できました

基礎的な筋力はもちろん大事ですが

水泳選手がジョギングなどのトレーニングはしないように

競技特性に見合ったトレーニングや

普通の人がいきなり100キロのバーベルを上げると怪我するように

負荷の調節は怪我の予防、身体のメンテナンスをする上でとても重要です!

修行