ゴールデンウィークはゆっくり過ごされた方も
今週からは日常に戻り、ボケていた身体もやっと慣れてきた頃でしょうか?(・∀・)
さて、私をご信頼いただき通院されておられる方の中にも
施術後に痛みが改善してもまたぶり返してしまったりと
一進一退で改善するのに時間を要する方もおられます
患者さんの日常生活上の管理が行き届いていない場合や
私の技術、勉強不足ということもあります・・・(-_-;)
そこはもっと精進しなければいけません・・・が
特にこれといった原因もなく、画像所見でも異常がないという場合
そういった方にはある共通点があります
それは・・・
寝つきが悪い、怖がり、不安を感じやすいなどの「メンタル面」です
当院のコンセプトは「身体の環境を整える」です
これにはもちろんメンタル面も含まれるのですが
最近特にその影響を感じることが多いです
ヒトの脳には神経伝達物質がいくつかあり
その作用で様々な感情や快感を感じることが出来ます
よく興奮すると「アドレナリンが出る!」とかの表現を
聞いたり言ったことはないでしょうか?
その神経伝達物質で特に重要とされているのが
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3つです
それぞれの主な役割として
セロトニン:衝動、心身の安定、心の安らぎ
ノルアドレナリン:興奮、意欲、不安、恐怖
ドーパミン:快感、意欲、学習、モチベーション
などがあります
「痛み」は神経の侵害受容器が刺激を受けることで感じます
その痛みを抑制する神経伝達物質が「セロトニン」です
その効果をもう少し詳しく書くと
1.体内時計の調節と覚醒作用
2.情動の制御
3.衝動行動や依存性の抑制
4.気分調節
5.痛覚の抑制
6.記憶力・学習能力
7.運動機能
8.呼吸制御
の8つあり、特に「痛覚の抑制」の作用が体を改善する上でポイントになるわけです
また、セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある伝達物質です
セロトニンの不足は、身体・精神の両面に様々な影響を及ぼします。
逆にセロトニンが足りていれば心のバランスを整え、心の安らぎを与えてくれます
身体症状としては疲れやすかったり、寝付きが悪い・眠れない(不眠)、肩こりになりやすい、偏頭痛など
精神症状としてはぼーっとする、やる気が起きない、集中力がない、イライラして怒りっぽい
落ち込みやすい、すぐくよくよする、緊張しやすい、ストレスが溜まりやすい・・・などなど
こうした症状が慢性的に現れるような場合、脳内のセロトニンが不足している可能性があります
またセロトニン不足は様々な依存症や、うつ病、自律神経失調症などと関連があると言われています
先に書いたようにセロトニンには、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑えるブレーキの役割があるので
ノルアドレナリンの特に「不安」、「恐怖」を抑え
セロトニンの作用で「痛覚を抑制」する・・・
という作用は痛みを改善する上でとても重要になってきます
じゃあ、その大切なセロトニンを増やすにはどうすればいいか?
・・・長くなったのでそれは次回に持ち越し!(>_<)