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2017/4/6

安静と固定・早期改善の関係

週末の花見は雨で出来なさそうですね、、、

娘とのデートがぁぁぁ、、、(T_T)


さて

古くから当院の患者さんである女性の旦那さんが

久しぶりに来られたと思ったら

なんでも奥さんが膝が痛くて動けなくなり、とある医療機関にかかってきたけども

松葉杖がなかったので貸して欲しいとの事


その日のうちにみせて欲しかったところですが

明日にでもみせてもらえるようにお伝えしたところ

翌日に松葉杖をつきながら歩いて来院

歩き方をチェック

膝が完全に伸ばして固めたままの歩き方で、曲げる動作は一切なし

その膝は医療機関で購入したサポーターで固定


次にベッドで膝の状態をチェック

内側・外側側副靭帯、前十字・後十字靭帯、半月板のテスト

全てでこれといって陽性や不安定性は出ず

痛みがあるのは膝の内側


そこで患者さんによくよく聞いてみると

先の医療機関ではレントゲンを撮ったわけでもなく

患部を見て、少し触れただけで鑑別のテストもせずに

「靭帯が痛んでいる」と言われ

診察が終わって帰る直前には

「ギプス巻きましょうか?」と言われたと、、、(‾Д‾;)

それはそれですごい話やなー、、、と思いながらも

患部に微弱電流治療機で通電

膝のアライメント、セッティングだけではなく

脚部全体のバランス調整をしてから

自分で曲げ伸ばししてもらうと、、、

「曲げられる!」

立って歩いてもらうと

「松葉杖なしでも歩ける!!!」

そのまま松葉杖を置いて帰られました♪

今回のケースだけではなく

痛めればなんでも固定すればいい、というものではないと考えています

固定をする必要があるものには、固定の仕方に工夫が必要です

固定して全く動かさないということは、血流が悪くなるということ

血流が悪くなるということは、患部への栄養供給が滞るということ

その結果として治癒が遅れたり、痛みが出たりします

管理しながら動かすことで早く治すことができます


部活などでスポーツをしている方などは特に

なぜそこに痛みが出るのか?どの様になっているから痛いのか??

きちんと病態の把握をした上で、アプローチしないと根本から改善する事は難しく

少し休んで動かさないでいたら痛みがひいた →

運動を再開してみたらまた同じところが痛くなる・・・

という悪循環になってしまいます

しかしさっきのギプス固定の話、、、

骨折の所見もないのに、、、

ただただ、ビックリするばかりです、、、(゜o゜)